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2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Counterpartyプラットフォームを利用したモバイルゲーム"Spells Of Genesis"について考えたこと

はじめに Blockchainを通貨以外に利用する試み(いわゆるビットコイン2.0)を、いろいろな人たちがチャレンジしていますが、今回はBlockchainをゲームに取り入れようとしているSpells of Genesisについて書きます。 目次 Spells Of Genesisとは これまでのゲー…

Reality Keys(事実に関する認証局サービス)を使ってみる (1/3)

はじめに 第2回 ビットコイン・スタートアップピッチで発表されたReality Keysについて調べてみました。 目次 Reality Keysとは Reality Keysで何ができるか Reality Keysの使い方 1.イベント登録する Reality Keysとは RealityKeysは世界初の「事実に関する…

Mastering Bitcoinを読む Chapter4 Mnemonic Code

はじめに 今回はMnemonic Code、Mnemonic Code Wordsについて書きます。 目次 Mnemonic Code Wordsとは Mnemonic Code Converter Mnemonic Code Wordsの作り方 Mnemonic Code Wordsとは Mnemonic Code Words Mnemonic Code Wordsは128ビット〜256ビットの数…

Mastering Bitcoinを読む Chapter4 公開鍵、ビットコインアドレス

はじめに 前回は秘密鍵の作成まで読みました。今回は公開鍵、ビットコインアドレス作成までを読みます。 目次 公開鍵作成 ビットコインアドレス作成 公開鍵作成 Private and Public Keys 公開鍵(Public Key)は楕円曲線公開鍵暗号(ECC)を使用して作成します。…

Mastering Bitcoinを読む Chapter3-4 txindexオプション、秘密鍵作成

はじめに 前回に引き続き、Mastering BitcoinのChapter3と4を読んで気になったところを書きます。 目次 txindexオプション Private Key作成 ランダム係数について txindexオプション Transaction Database Index and txindex Option By default, Bitcoin Cor…

Mastering Bitcoinを読む Chapter2 - マイニングの優先順位について

はじめに Counterpartyプラットフォーム上にアプリケーションを開発する場合、Bitcoinの仕組みを正しく理解しておく必要があります。今回はAndreas(@aantonop)の"Mastering Bitcoin"のChapter2を読んで気になったことを書きます。 目次 Mastering Bitcoinと…

Blockscan JSON APIを使ってみる(Apple Watch) (2/2)

はじめに 今回はBlockscan JSON APIで取得した残高情報をApple Watchの画面に出力します。 目次 はじめてのApple Watch iOSAppとWatchKit間のデータ連携 Blockscan Address API(アセット残高取得API) はじめてのApple Watch 多くの先人のおかげでApple Watch…

Blockscan JSON APIを使ってみる(Swift) (1/2)

はじめに 今回は[Blockscan](https://www.blockscan.comが提供しているJSON APIの使い方について書きます。Blockscan APIを利用すると自前でCounterpartydをインストールする必要が無いため、アプリケーション開発に資源を集中することができます。 現在は参…

Miami Bitcoin Hackathonで優勝した"OpiDoki"について(1/3)

はじめに 1/9〜1/11にMiami Bitcoin Hackathonが開催され、Counterparty を利用したWebアプリ"OpiDoki"を作成したChrisとArianのチームが優勝しました。今回は"OpiDoki"について書きます。 目次 OpiDokiとは OpiDoki内で使っているCounterpartyd API OpiDoki…

Rubyライブラリ"counterparty_ruby"を使ってみる(3/3)

はじめに 前回に引き続き@derosetechのcounterparty_rubyを使ってみます。 今回はCounterparty Contractsをやります。現在はTestnet上のみ動作可能です。 目次 pyethereum(Ethereum Python Client)インストール Serpent Contract実装、実行 pyethereum(Ether…

Counterparty勉強会資料「Counterpartyシステム構成とAPI」の準備

はじめに Counterparty技術勉強会に発表者として参加することになりました(光栄!)。今回は発表する資料を作ります。 目次 Markdownでプレゼン資料資料が作れるツール「ストーリーボード」 作成したプレゼン資料 Markdownでプレゼン資料資料が作れる「ストー…

Rubyライブラリ"counterparty_ruby"を使ってみる(2/3)

はじめに 前回に引き続き@derosetechのcounterparty_rubyを使ってみます。 目次 アセットの作成 (Create an Issuance) イベント結果のブロードキャスト (Create an Broadcast) ギャンブル (Create an Broadcast and Bet) アセットの作成 (Create an Issuance…

Rubyライブラリ"counterparty_ruby"を使ってみる(1/3)

はじめに 今回は、Counterparty Community DirectorのChris DeRose(@derosetech)が開発したRubyライブラリcounterparty_rubyを使ってみます。READMEを見るとかなり簡単にRubyからCounterpartyAPIを呼べるようになっています。 目次 ライブラリセットアップ g…

BitcoinJS (bitcoinjs-lib)を使ってCounterpartyのAssetを作成する

はじめに Counterpartyのフォーラムに、@alexnskがCounterpartyとBitcoinJSの連携について書いていました。今回はBitcoinJSとCounterpartyのRPC-APIの連携について書きます。 目次 BitcoinJSとは CounterpartyのAssetを作成 BitcoinJSとは Hive Wallet、Bloc…

Counterpartyが保存しているデータ一覧

はじめに 以前の記事にも書きましたが、CounterpartydはSQLite、CounterblockdはMongoDBをデータストアとして利用しています。各データストアに保存されているデータを見てみます。 Counterpartyの各コンポーネントについての説明 - @yzono blog 目次 SQLite…

Counterwallet ビットコイン送金時の処理の流れ

はじめに 以前、12-word passphrase作成〜ビットコインアドレスの残高表示までのソースコードを見ましたが、今回はビットコイン送金処理の流れを見てみます。 目次 MVVMライブラリKnockout.js Counterwalletのデータモデル プルダウンから"Send"を選択 送金…

Counterwallet nginxをインストールする

はじめに setup_federated_node.pyを使ってCounterpartyのコンポーネントを一括でインストールする場合はnginxも同時にインストールされますが、CounterpartydやCounterblockdを個別にインストールした場合は、別途nginxをインストールする必要があります。…

Counterwallet 12-word passphrase作成〜ビットコインアドレスの残高表示までの流れ

はじめに Counterwalletを初めて使うときはまず12-wordのパスフレーズを作成して、そのパスフレーズを使ってログインします。 パスフレーズを元に作成したビットコインアドレスと、wallet_idと呼ばれる設定情報を保存するためのIDだけがクライアントとサーバ…

Counterpartyで配当(dividend)する時の手数料について

はじめに Counterpartyd v9.45.0から配当(dividend)する時に、XCPが手数料として必要になりました。今回はその事について書きます。 目次 18 Myths about Counterparty 過去に実験した配当 条件を変更して再実験 18 Myths about Counterparty ブログCoinedTa…

CounterpartyのNumeric Assetを作成する

はじめに Counterpartyd v9.47.0からAssetを無料でも作れるようになりました。無料の場合、Asset名は'A'を頭文字にして、その後ろに数字が並ぶ形式で"Numeric Asset"と呼ばれています。今回はNumeric Assetの作り方について書きます。 目次 Counterwalletか…

Counterpartyプラットフォームを利用した12のプロジェクト

はじめに 今回はCounterpartyがどんなプロジェクトに採用されているのかをご紹介します。 紹介するプロジェクトの多くは開発段階です。ただしビットコイン2.0のサービスについて考える時にとても参考になります。 目次 アプリケーションレイヤー BetXCP、XBe…