Azure Face API 有料インスタンスに変更する方法
Face APIの料金体系
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/cognitive-services/face-api/:title
インスタンスタイプが以下2つあります。
1.Free - Web/コンテナー
2.Standard - Web/コンテナー
「2.Standard - Web/コンテナー」を選択している場合は、APIの呼び出しに対して費用がかかります。
本日時点の価格は以下のとおりであり、トランザクション数が多くなる毎に単価が下がります。
0 ~ 1M のトランザクション - ¥112/1,000 トランザクション 1M ~ 5M のトランザクション - ¥89.600/1,000 トランザクション 5M ~ 100M のトランザクション - ¥67.20/1,000 トランザクション 100M 以上のトランザクション - ¥44.800/1,000 トランザクション
尚、1 秒あたりのトランザクション数 (TPS) は、10TPSとなっており、一定の制限があります。
本記事では、インスタンスタイプの変更方法と変更後に1分間に20件以上のリクエストが実行することができるかを確認します。
インスタンスタイプの変更方法
1.Azureポータルを開き、すべてのリソースをクリック
2.対象インスタンスをクリック
3.価格レベルをクリック
4.F0 Standardを選択して、選択ボタンクリック
5.1分間に20回以上のトランザクションを実行する
for ((i=1;i<=25;i++)); do sleep 1; time curl -X POST -H "Ocp-Apim-Subscription-Key: XXX" -H "Content-Type: application/json" -d '{"url": "https://azurecomcdn.azureedge.net/cvt-9281d9db0c63a479d39019e02b1bc35d712622992174d8bb4dcb33f728511a17/images/shared/cognitive-services-demos/face-detection/detection-1-thumbnail.jpg"}' "https://dev-inst-cog-faced.cognitiveservices.azure.com/face/v1.0/detect?returnFaceId=true&returnFaceLandmarks=false&recognitionModel=recognition_03&returnRecognitionModel=false&detectionModel=detection_02"; done [{"faceId":"2d2274f1-9af4-4f74-b82f-26570d5cb42b","faceRectangle":{"top":22,"left":62,"width":71,"height":87}}] real 0m0.069s user 0m0.018s sys 0m0.006s
想定どおり20回を超えた場合でもエラーは発生しませんでした。
尚、上記のとおり25件分のリクエストに対する課金額については表示されませんでした。表示までに一定の時間がかかると思われます。
翌日金額反映
翌日に確認したところ、想定していた金額が反映されていました。約1,000件リクエストを実行した結果、114円コストがかかっています。リクエスト数は表示されないようです。
表示オプション「グループ化(Billing Periodなど)」、「細分性(累積、日単位、月単位)」、「グラフ種別(領域、テーブルなど)」により、様々な表示が可能です。